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2016年4月24日日曜日

Fender Master Built 54 reissue Greg Fessler

今日紹介するのは私のとっておきの宝物、
フェンダーマスタービルド 54年リイシューモデルbyグレッグフェスラーです。




今まで何本かギターを買ってきたのですが、どこかにやはり気に入らない部分や不満に感じてしまう部分がありました。

その理由は、きちんと自分の好みのギタースペックや、木材を把握していなかったということにあると思います。

また、本当によいギターというものこそがそういったストレスからプレーヤーを解放し、真の意味で自由に音楽をすることがきるのではと思っています。

私の好みのスペックは以下のものです。

・スワンプアッシュボディ
・メイプルワンピースネック
・7.25インチラジアス指板
・スモールフレット
・極太ネック
・軽量ボディ

まさにビンテージタイプまんまの好みだったのでした。

ただ、これに気づくまでにしばらくかかり、そのため買ったけど気に入らず売ってしまったギターも何本かあります。

やはり、ギター選びに大事なのはどのようなサウンドを求めているか、何をしたいかだと思います。


そして選んだのがこの54リイシューでした。

このギターは何一つ不満が無い初めてのギターです。

私の中ではこれこそが「普通のギター」であると感じています。

本当かどうかわかりませんが、ギターの原価は2割程度というのをネットで見かけたことがあります。

自分でギターを作ったこともあるのでわかりますが、ギターを作る場合最低でも5万円は材料費としてかかります。
こだわったギターであれば10~15万円はかかってもおかしくありません。

この原価の基準を満たすギターとなると50万円以上にはなってしまうのです。

それ以下の金額のギターはやはりどこかをコストダウンしたものなので、物足りない部分は出てきてしまうと思います。

私は安いギターも大好きでプレイテックのテレキャスをフレットレスにして長いこと使っていますが、
ノイズのひどさを除けば音自体はわりと良いなと思っています。
プレイテックのストラトも1本くらい欲しいなと思っています。

高いギターと安いギターで何が違うかという場合、高いほうが音がいいと思いがちですが、
音自体は木とピックアップがよければ大して違いは無いと考えています。
他人が聞くならなおさらです。
ギターに興味の無い人に、プレイテックとマスタービルドの違いは聞き分けられないでしょう。


高いギターは何がよいのかというと、丁寧なつくりから来る操作性のよさと倍音の響きの豊かさによるイマジネーションの刺激です。

安いギターは正直弾きにくいし、そういったギターではあまりいいメロディーは浮かんできません。

ただ、きちんと「普通」に作られた良いギターというのは、やはり人の思いが入っているからなのか、弾いていて楽しいのでイマジネーションがいくらでも沸いてきます。




ストラトキャスターが世に出されたのが1954年。

この54リイシューというのはfenderの中でも特殊な位置づけで、fenderでも10年に一度しか発売していないようです。

ちなみにこのギターは2010年製のものです。

通常のストラトと違う箇所としては、コントロールノブがショートスカートノブ仕様となっており、
凝っていることに、ピックアップカバーも通常と違い、54年を再現した丸みのあるピックアップカバーとなっています。
スイッチも3way仕様となっています。





ピックアップは手巻きによるものです。
かの有名なアビゲイル・イバラ女史が作成したかどうかは定かではありません。



ピックガード裏にはグレッグフェスラーのイニシャル、GFのサインがあります。




ポットはCTS製のポットのようです。
固めの撚り線ワイヤーを使用しています。
コンデンサーは少し調べたのですが、よくわかりませんでした。
fender純正はこのコンデンサーを使用しているようです。


ピックアップキャビティはこんな感じです。
1Pスワンプアッシュの木目が綺麗ですね。
ボディにもGFの焼印が入れられています。


リアピックアップの線の逃げ道用のザグリも54年に忠実に彫られています。


ジャック付近です。
Kの記入がありますがなんの記号でしょうか?


キャビティを別角度です。


ネックには50th Anniversary と筆記体でグレッグフェスラーのサインが入っています。


ネックプレートうらはこのようになっています。



ヘッド裏はカスタムショップマークの上にマスタービルド特有のビルダーによるサインが入っています。


指板にはレリック加工で使い古されたような加工がされています。


ちょっとこの画像では見えないですが、フレット横の溝にも、
青サビが浮いたような風合いを出すために少し青色に染められています。


派手なクラックが入れられています。


見た目は普通のストラトですが、出す音はやはり格の違いがあると感じさせます。

おそらく他のマスタービルドものでもそうだと思いますが、枯れ系のサウンドは狙って作られている傾向はある気がします。

音は細い音です。
ただ、細いのになぜかバンドアンサンブルの中で抜けるという、細いのに太いというよくわからない音が出ます。

細さのなかに芯があるんでしょうか?
太さを感じる音はネックの太さから来るようです。

自分で書いていて意味不明ですが、ほんとにそういう音です。

一度、カスタムショップ製チームビルドのノーキャスターを欲しいと思い、買う寸前まで行ったのですが、このマスタービルド54リイシューを店に持っていって引き比べたところ、こちらのほうが数段上の音を出していました。
そもそも音の方向性が違うので一概には言えないといえばそれまでなのですが、やはり、fenderでも、レギュラーライン、カスタムショップチームビルド、マスタービルドには意識して違いを出そうとしている感じがあります。

チームビルドはよく言えばクセが無くオールマイティで新しい音です。
マスタービルドは(少なくともレリック系は)枯れ系の音で、そこには歴然とした方向性の差があります。

ギター探しの旅は私はこれにて終了になりそうです。

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