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2013年7月24日水曜日

XOXギター

今日紹介するギターはこれです!
 

すごい肉抜きされた感じのギターですね
このギターはXOX audio toolsという
イタリア人のプロギタリストであるパオロ・ストルッティ氏と
アメリカ人のデザイナーのピーター・ソロモン氏が立ち上げた会社のギターです

よりよい楽器を生み出すために試行錯誤していった結果、
カーボンファイバー素材による中空構造のホロウボディのギターが完成させたとのこと

しかもこのギターカーボンファイバーによる中空構造のおかげで重量はなんと約2kg!
前に紹介した軽さを売りにしたギターのYAMAHA「RGX A2」より軽いです

価格は40万円前後~

↓XOXaudio toolsのHPのリンク
http://www.kohske.com/xox_guitars/index.html


初見だとデザインの奇抜さが目に付いてしまいますが
何度が見ているうちにかっこよく見えてくるデザインかもしれないですね・・・
カーボン素材と曲線のデザインがエアロバイクのフレームのような印象ですね


トレモロつきのモデルも存在します
うれしいですね


マニアックなことにケーラーつきのモデルも存在します
超うれしいですね
しかもドラゴンっぽいペイントがスタイリッシュでかっこいい!




あと、特筆することとしては・・・
広告が無駄にセクシーなんです・・この会社

 

ちょっと衝撃的ですね・・
イタリアというお国柄なんでしょうか・・・
日本の会社ならありえないですね・・
公共の場にこんな広告出して大丈夫なんでしょうか?

2013年7月22日月曜日

JINMOID <神母威弩>

今日紹介するのはAtlansiaで紹介したJinmo氏つながりで、
その名もJINMOIDです

Jinmo氏とコラボした、BassLab初のシグネチャーモデルです

特徴的なのはそのスタビライザーアーム
ボディの形状も流線型でちょっと魔術的な印象さえ受けます

このギターはドイツのBassLabという会社でハンドメイドで作り出されています
ボディはHeikoHoepfingerが独自に開発した合成素材、
ミックスコンポジットによって作成されており
これによって、完全一体型の中空構造のギターを作ることに成功しています
ギターの素材は木材が一般的ですが、
良質な木材を得ることが難しい昨今ではこういった新素材のギターに着目するのも面白いですね
このモデルではスタインバーガーのトランストレムも搭載しており、
進化版スタインバーガーといった感じです

このモデルではピックアップはEMG89を搭載しており
さらに重量が見た目に反して2750gと激軽!なので独特なサウンドが期待できそうですね

カラーバリエーションも豊富で

 
 
レッド、グリーン、グレー、ブラック、ホワイト、ネイビー
などがあります





JINMOIDの動画は無かったのですが
BassLabの別のモデルの動画があったので参考に置いておきます



ちなみにこのギターの価格は70~80万
よっぽどの金持ちじゃないと買えない超高級ギターですね・・・
PRSが2本買えちゃうよ・・・

2013年7月20日土曜日

大海の孤島Atlansia ~コンセプトモデル編~

今日はAtlansiaのコンセプトモデルを紹介します

NEW CONCEPT STRINGED MACHINE
 
こちらは見たものの目を疑う超衝撃的な移動式ベースです
楽器という概念にとらわれずここまでの発想ができるのがすごいですね
これはコンセプト画だけしかHPにアップされていませんが、実際に製作されたようです

●この楽器を作ってから十数年になろうとしている。華やかなステージでスポットライトを浴びることも無かった。今は暗い資料室で過ごしている。そんな楽器にそっと近づき、演奏者に座ってもらうことのなかった椅子に腰掛け、当時のことを振り返る。この楽器の製作に燃え、ミュージック シーンが眼に浮かび、暴走する夢で眠れぬ夜をどれだけ過ごしただろう。しかし十数年経った今、既成概念に囚われない若い世代の演奏者に注目され、その出番がにわかに浮上して来たのである。壮大なドラマが今始まろうとしている。遠くない日にその姿はステージで衝撃的に、そして力強くデビューすることだろう。 N.Hayashi (2003-7/09)
 
 
~AtlansiaHPより抜粋

移動式ベース・・・
いったいどんなものなんだろうか
機会があれば見て弾いてみたいですね

NEW GENERATION STRINGED INSTRUMENT

FAN FRETED NEW CONCEPT 7STRING

 

”EDEN”

”龍鳴琴”

すごいです
ただその一言に尽きます
あまりに時代より早すぎて理解されなかったゴッホのように
すごすぎて誰もついていけないギターではあると思いますが
自分はこのギターをみつけてAtlansiaに惹かれました
ファンフレットギターを日本で作っているギター工房はほとんどありません
(個人製作家などでたまに見かけるくらいです)
その製作技術もさることながら、すべてオリジナルのデザインであり
どのパーツもアイデアが詰め込まれた夢のギターだと思います



コンセプト時のイメージはこんな感じだったようです




このギターのためにオリジナルのトレモロブリッジを設計・開発されています
TREMOLO SYSTEM FOR NEW CONCEPT 7ST GUITAR "SEVEN SPIRIT"
高音側と低音側のあおり量を変え、和音が均一な状態でアーミングできるようです
コンセプトとしてはスタインバーガーのトランストレムに近いものだと思います
スプリングが工具なしで調整可能、弦ピッチ可変式、ファインチューナー付き
さらにはピエゾピックアップまで搭載されています
アーミングが軽いとのことで、おそらくスプリングを内蔵したケーラーに近い使用感なのではないでしょうか




●今、設計,製作をしていた頃のことを思いだしている。描いたスケッチと図面は分厚い2冊のファイルに納められている。これほど1モデルに作った資料は40年の中で無い、それに注ぎ込んだエネルギーは膨大なものだ。製作途中のものは毎晩、私の枕元に運ばれ、24時間私と場所を共にして来た。暑い日が続いた夏季に、不摂生から遂に私はDOWNした(笑)。ギター作りの今の仕事を始めてこのような経験はなかった。何時もは負けない変な菌にやられて、当番医に運ばれ点滴を打ってもらった。何時もと違う生活パターンではなかったかと医者に聞かれた。入院はせずに済んだが、お陰で1週間骨休めができた。好きなことをしていてのことなので、ぜんぜん深刻な気持ちにはならなかった。

  この楽器は完成度がいまいちで、万人向きではない、、、どころか、使いこなせる代物でないのだ。自分でも納得のいかない部分がいくつかある。自信をなくしたことは何回かある。改造しようと思うが、それは作り上げたものを壊すことになる。やってきたことを振り返ると、とてもその気持ちにはなれない。実はこの楽器は、ある世界的なギタリストからの依頼で、私も自分から挑戦してみたかったので引き受けた。しかし2作目にどうしても踏み出せない。膨大な資料を見ると気が遠くなってしまうのだ。気分転換にもなると思い,好きなカメラを作ってみたり、木製玩具を作ってみたりしてみた。もう少し時間が必要だが、最近、ようやく耐久性の高いベアリングが見つかり、今日、それが手元に届いた。腰がゆっくり上がり、片足が1歩前に踏み出たような感じだ。

~AtlansiaHPより抜粋
 
このギターは世界的に有名な(というか知る人ぞ知るという感じなのだと思いますが)
ギタリストのJinmo氏からの要望を受けて製作されたギターらしいです
 
 

Jinmo氏のギタープレイ

そのときの記述が彼のブログにあります

↓Jinmo氏のブログ 龍鳴琴(その1)
http://blog.livedoor.jp/jinmoxxx/archives/3636713.html

ただ、Jinmo氏も林さんも最終的に満足いくものにはならなかったようではあります
一度弾いてみたいですが現物が現在あるかどうかも不明です

2013年7月18日木曜日

大海の孤島Atlansia ~ベース編~

昨日に引き続いて今日はAtlansiaのベースを紹介します
Atlansiaはどちらかというとギターよりベースで有名なメーカーです
(自分はギター弾きなのでギターのほうが好きですが・・・)

でも林さん自身はネックの長いベースのシェイプのほうが好きなようで
デザイン面でもその本領が発揮されています

Garland

ピックガードの形状からスティングレイのような雰囲気を感じますが、
スティングレイより洗練された高級感があるベースですね
オリジナル形状のヘッドと3次元的に配置されたペグが独特

Concord

ボディ上部のスリットのような溝はフィンガーレストで、
4弦を弾くときに指がボディに当たらないような形状になっています
アトランシアオリジナルの各弦独立型のARCピックアップが目を引くベースです


ARCピックアップは回転させることにより音色を変化させることができます
また、独立しているので各弦ごとにボリューム調整トーン調整ができます



Victoria

流れるような優雅なボディシェイプが美しいベース
サウンドホールはf字型のものと鳥の形のものがあるようです


Half Pich(1/4Sound)Quarter Sound 48Fret
なんと通常の倍のフレットが打たれたVictoria
1/4音階が正確に出せる
どのように使うかは使われる方に委ねるとのこと

Pegasus

自分はいつもはベースよりギターのほうが好きですが、
このPegasusベースのデザインのバランスは最高にかっこいいです
このベースと比べてしまうとギターのほうのデザインが垢抜けてない印象を持ってしまうほどです
それくらい完成されたデザインですし、かっこよくて美しい

Oxford

これまた奇抜なデザインですね
ネックを囲うように配置された板の部分はスタビライザーアームの様でもありますが、
この形状によりネック負荷を分散させているようです
こちらはアクティブ特別仕様であり、
コントロール部のボタンはおそらくピックアップセレクトを記憶&呼び出しするためのものではないでしょうか

Stealth

独特なヘッド形状のスリムネック
この形状により、従来のネックに使用する一本分の材から二本のネックを製作できるようです
Atlansiaのベースを触ったことは無いですが、
特徴としてはネックグリップの厚みがとても厚いらしいですが、
それが不思議と弾きやすく安定して弾けるようです

Galaxy

印象的な二分割された色が目を弾くベース
この色が分かれている部分は塗装ではなくウォルナットとメイプルという異種材を組み合わせた境目です
異種材を組み合わせることにより単一材では得られない効果が得られ
また小さな材で作れることから木材のロスを少なくしているようです

Solitaire

なんと一弦ベースです!
ぱっと見おもちゃのようですが、さすがAtlansia
音は本格的です



Jpiter

形状はAtlansiaのベースの中では比較的おとなしめ
その分汎用性が高いベースだと思われます
Atlansiaのすごいところは、ピックアップもシールドジャックもコントロールノブさえも自社製であるというところです
おそらく他社製のものを使っているのはペグくらいでしょうか
(Atlansiaオリジナルのペグも機種によってはあります)
ものすごい楽器に対するこだわりが感じられますね

Pentagon

こちらもPegasusに続いてベースのほうがかっこいいモデルですね
オリジナリティ溢れる形状は演奏製も考慮しており、
黒いひじあて部分はネジを調整することにより角度を調節することができます

Fortune

フラットトップ形状が美しい一品
鳥型のサウンドホールがとてもいいアクセントになっています
ボディエンドに足がついているので立てかけてもバランスがよさそうですね
部屋に飾っておきたくなるベースですね

Century

NOSTALGIC MODERNIZED FINISHINGという塗装法により製作されたモデル
その名のとおり郷愁を誘う優雅な塗装です
近代楽器のベースというより、クラシックのビンテージ楽器のような貫禄を感じさせるフィニッシュです



Alien

こちらはベースカタロページには載ってないですがカスタムメイドのページにはちらほら記載があるベースです
このベースは「八十八箇所巡礼」というバンドのペースボーカル、マーガレット廣井さんがオーダーしたモデルのようです

八十八箇所巡礼はAtlansiaを通じて知って好きになったバンドです


Zipang

こちらは新しく製作されたモデル
ブリッジなどの部分にこれまでに無い機構を組み込んでいるようです
新しい試みを試したモデルなのではないでしょうか
(情報が少ないので詳細は不明です・・・)

2013年7月17日水曜日

大海の孤島Atlansia ~ギター編~

日本を代表するギターメーカーが数多く存在する長野県松本市
そこに居を構える孤高のギターメーカー
Atlansiaのギターを今日は紹介したいと思います

Century

独特なルックスとハンドメイドならではの気品と美しさを兼ね備えていますね
ところでこの形状・・どこかで見たことがあると思いませんか?


自分が愛してやまないAriaProⅡのPE-1500にそっくりです
それもそのはず
このAtlansiaというメーカーは当時マツモク工業に在籍しており
1978年にこのPE-1500のデザインをした林信秋氏が独立して立ち上げたギターメーカーなのです

↓Atlansiaホームページのリンク
http://www.atlansia.jp/

ホームページの作りも独特ですね
この方はギターはおろか、ギター製作の工作機械まで自分で作り上げ、
ホームページも一から作りあげています
既製品のコピーものではなく、新しくものを作って行こうとするという姿勢がかっこいいです

何を隠そう自分はAtlansiaファンです
いつかここでギターを作ってもらおうとお金をためてます

さて、次のギターを紹介しましょう

Pentagon

これもまた独特ですね
Atlansiaの特徴として、一見奇をてらった変形ギターと思われがちですが
実はものすごく考えて作られているギターなのです
たとえばカッタウェイの部分は


このように三次元的な形状になっており
ギターとしての強度を維持しつつ最大限ハイポジションが弾きやすい構造になっています
しかも驚くべきはこのパラボラカッタウェイを考案したのはAtlansiaが最初だということです


コントロール部分も一体化・独立化することによりメンテナンス性、効率性をアップし
ノイズシールドも高い効果を得られるそうです

ここまで細部までこだわりぬいて作られるギターがかつてあったでしょうか?

よくある高級ギターは基本性能は変わらずに多くは装飾や贅沢な杢が出た高級材を
あしらったものがほとんどです
しかし、Atlansiaは違います



クラフトマンとして、材木の一番美味しいところをむさぼり、残った部分に配慮が行かなかった。有効利用を考えずに好きなように材を取り、かかった材料費をPRICEに添加して、製品が売れれば損は無いからそれでいいという 乱暴な辻褄合わせの発想の時代は終わったのだ。これだけ色々なところで、森林資源保護、自然愛護が叫ばれる時代になると、木材資源で恩恵を受けているものの一人として、何か出来ることはないかと考える。今の世の中の状況がもっと深刻になると、木材を使った楽器には 天然資源保護税とか 緑化税がかかってくる可能性は十分考えられる。アトランシアでは 希少材料さざ波模様や、 鳥の目模様のような銘木材を追い求める気持ちを少し抑え、その分、木材の取り合わせでDESIGNを工夫してみたり、楽器としての本質を高める、 機能性を重視した他のハードウエアなどに、向けられるようにと考えている。



巻頭の文に戻るが、我々クラフトマンも今までのように、ただギターを作っているわけには行かなくなってきている。人々の心を癒すいい音のする楽器作りは、自然環境保護、森林資源保護を無視しては出来ない世の中になってきたようである。作った楽器を自慢げにかざしても、それが環境破壊につながっているとしたら、心の痛むことだ。この人間性素材を如何に使うか、発想の転換が迫られ、取り組む姿勢が求められている。環境破壊の原因を突き詰めていくと、皮肉にも、自分が地球上で生活していること自体が地球環境を破壊しているようだ。(笑) 創造大陸からのメッセージ  N.Hayashi
 

 
-Atlansiaホームページより抜粋
 
林さんは楽器製作における環境への影響まで考えながら楽器製作を行っているのです
 
 

↑ネック一本分の木材で二本分のネックが作れるスリムネック(StealthBassに使用)
 
Stealth
 
こちらも独特ですが鋭角的なフォルムがかっこいいです
 
ネットにはAtlansiaの音源がほとんど無いのですが
ヴィン★セントさんの「この店で一番高いギターを弾かせてくれ!」
のコーナーで紹介されています
 
↓そのときの記事へのリンク
 
 

Victoria

流れるようなフォルムが美しいギターですね
サウンドホールが鳥の形をしているのがおしゃれです
ボディエンドの黒い部分はゴムになっています
地面に置いてもボディが傷つかないようになってるんでしょうか


Peleske

こちらは特に前衛的ですね
先ほど紹介した一体型コントロールキャビティと
可動型ひじあてと座って弾くときの補助パーツがついています


また、ペグ部分にヘッドで固定した弦をヘッド裏からスクリューで引っ張り込む
ユニークなペグを採用しています
こんなペグを考案しちゃうのがすごいですね・・・

Pegasus

このギターが自分が今一番ほしいモデルです
何よりもその形状の独特さがかっこいいです
ボディ材はアルダーですがやや重めのようでストラトタイプとはまた違った音色のようです

また、Atlansiaの特徴として工場ラインで生産してるわけではなく
発注してから一本一本製作しているのでオーダーメードが可能という部分にあります
たとえばこのPegasusにしても

OM90
"PEGASUS GUITAR MODEL /three single pick-up"
with Flapman Tremolo


PEGASUS with ROTUS ROOT & FR

PEGASUS GUITAR with FLOYD

"PEGASUS GUITAR WITH FR"


このように数多くの仕様、マイナーチェンジものがあるので
むしろ同じものがあるほうがめずらしいと思います
 
Atlansiaのギターは決して安くない値段です
ただ、本物の素材を使い細部までこだわられたギターを作るには仕方が無い部分もあります
むしろここまでこだわられたギターとしては高くはない値段だと自分は思っています
 
いつの日かAtlansiaにオーダーできる日を夢見て!