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2019年12月20日金曜日

アリアプロ2 まとめ Aria pro ii

おそらくこのブログは日本で数少ないアリアプロをフューチャーしたブログだと思う。
アリアプロのよさというのは、かつてfenderやgibsonが憧れの存在だったころ、物真似ではなく、日本オリジナルのギターを作ろうとしてきた熱意や意欲、そしてものづくりへの情熱を感じるからだ。
本物を作ろうと思う意思は時代を超える。今弾いても発見や新鮮さがあり面白いギター・ベースばかりだ。

■Arai Diamond期 1966年頃~
■Aria期 1960年代頃~
荒井貿易がギターの販売を始めたのが1963年頃のようです。
そこからArai Diamond→Ariaと名前を変え、モズライトコピーモデルやビザール、箱物ギターなどの販売をしています。

1532T
ジャガーやムスタングを思わせる形状(こういうのはoffsets guitarsというジャンルがあるみたいです)
時代的にもほぼビザール
ネックにはビザール特有の謎の木が使われているんですがこれは何なんでしょうね?
木目的にはマホガニー系統に近いですが、極端に軽くスカスカ。
サーフミュージックには向いてる気はします。
60年代当時のものと、現代のリイシューされたものがあり、新しいほうはピックアップが大きいP90タイプのようなものになっている。




1302T



2312
60年代の日本のギターとしてはかなり真っ当なものが多い。
この2312にしても杢の出た美しいギターであり、初期からかなりの技術力があったことが伺える。

■Aria proⅡ期 1975年~


このころからアリアプロフラッグシップのPEという名称は存在しているようです。
基本的にはフェンギブのコピーの制作をしていた時代と思われる。
ドラゴンの彫刻のあるストラトPE160は結構レアですね。

■Matsumoku黄金期 1977年~

 知る人ぞ知る伝説のPE-1500
このギターからariaの転換期が来たといっても過言ではないでしょう。
荒井貿易が脱コピーギターの明確な理念を掲げ、
林信秋氏によってデザインされたマスターピースです。
ヘッドに文字が書いてあるのですが、よく読むとこのようになっています。


 上はオリジナルのPE-1500で下は近年のリイシューです。

オリジナルは

Designed & Approved by H.Noble
Original Custom Body P.NO.555719
A Product of Matsumoku 4 11 NM

リイシューは
Designed & Approved by H.Noble
Original Custom Body P.NO.555719
Produced by Arai&Co.Inc.Japan

となっています。
H.Nobleは林信秋氏のペンネームのようなものです。
オリジナルカスタムボディとヘッドに書いてしまうくらい自信を持って世に送り出したのではないでしょうか。

リイシューPE-1500はアーチが小さめで塗装もマットな質感です。


他にもマツモク期には面白いギターが盛りだくさんです。

PE-1000
漆塗装を用いた独特の質感。PE-1500は指板がハカランダなのに対してこちらはローズウッド



また、PE-1000GC
これはThe Boomtown Ratsというバンドのギタリスト
Gerry Cottのシグネチャーモデルです。

PE-1000をベースにコイルタップ、ブースター、フェイズ、ローカットハイカットバイパスを含む5段階ロータリースイッチフィルターを搭載しています。


2019年11月15日金曜日

Celestion スピーカー交換

パワーアンプ修理のときに無茶をして壊してしまった4発キャビネットの片側2発をCelestionのVintage30から同じくCelestionのG12T-75に交換。
サイズは一回り小さいが許容入力は15Wx2ほど上がる。
Vintage30はミドルローがメインで押し出す感じが強くG12T-75はハイが出やすい。
G12T-75の方が好みかも。
爆音で出してないからわからないけど。
ステレオ入力にすれば、それぞれが別系統になるので比較できるようあえて別々のスピーカーを混在させてみた。
マンションに置くにはいかにもオーバースペックな4発キャビネットですが、近々出番があるかも、、!

2019年7月24日水曜日

kemperがフロアタイプを発表!

今まで基本的にはアナログ回路や古い機材にこだわってきましたが、可搬性と機材トラブルの課題は常に付き物でした。
従来のKemperであれば、まだラックシステムの方がという感じでしたが、フロアタイプが出るのであれば、、、と心が揺らぎそうです。
 https://www.miroc.co.jp/rock-on/kemper_kemper-profiler-stage/



デザインがラックはそんなにだったんですが、フロアタイプはメカメカしくてかっこいいと思います!

なぜアナログにこだわるかというと、
ハイエンド系のギターを好きでよく使っているということが原因です。
デジタル系のエフェクターや マルチエフェクターというものはとても便利で、
ある程度どんなギターでもいい感じの音が出て、人が使っているのを見ると正直ずるいと思ったりするぐらいなんですが、(こっちは12Uのラックを根性で持ち運んだりします)

特にクリーンが繊細なギター(キャビティに導電塗料塗られていないようなオールドタイプ)などはホントに差が如実に現れます。
アンプ直や、アナログ系機材であれば出ていた音や前に出る感じが、デジタル機材を通しただけでホントにどうしようもないくらいおとなしくなってしまったり、出ていた音色が出なくなってしまうんです。

ハイエンド系→繊細なクリーン出せるという感じのものが多いので、どうしてもその特性を生かしたいと思うとアナログ系統になってしまいます。

JamesTylerは別格で、デジタル機材との相性がものすごくいいです。
JamesTylerはどちらかというと道具として使うことを前提に作られている感があるギターなので、むしろデジタルの方がいい感じにはまる感じがあります。

kemperなど近年のデジタル機材は日進月歩で目を見張るものがありますので、kemperのフロアタイプには期待大です!