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2013年7月18日木曜日

大海の孤島Atlansia ~ベース編~

昨日に引き続いて今日はAtlansiaのベースを紹介します
Atlansiaはどちらかというとギターよりベースで有名なメーカーです
(自分はギター弾きなのでギターのほうが好きですが・・・)

でも林さん自身はネックの長いベースのシェイプのほうが好きなようで
デザイン面でもその本領が発揮されています

Garland

ピックガードの形状からスティングレイのような雰囲気を感じますが、
スティングレイより洗練された高級感があるベースですね
オリジナル形状のヘッドと3次元的に配置されたペグが独特

Concord

ボディ上部のスリットのような溝はフィンガーレストで、
4弦を弾くときに指がボディに当たらないような形状になっています
アトランシアオリジナルの各弦独立型のARCピックアップが目を引くベースです


ARCピックアップは回転させることにより音色を変化させることができます
また、独立しているので各弦ごとにボリューム調整トーン調整ができます



Victoria

流れるような優雅なボディシェイプが美しいベース
サウンドホールはf字型のものと鳥の形のものがあるようです


Half Pich(1/4Sound)Quarter Sound 48Fret
なんと通常の倍のフレットが打たれたVictoria
1/4音階が正確に出せる
どのように使うかは使われる方に委ねるとのこと

Pegasus

自分はいつもはベースよりギターのほうが好きですが、
このPegasusベースのデザインのバランスは最高にかっこいいです
このベースと比べてしまうとギターのほうのデザインが垢抜けてない印象を持ってしまうほどです
それくらい完成されたデザインですし、かっこよくて美しい

Oxford

これまた奇抜なデザインですね
ネックを囲うように配置された板の部分はスタビライザーアームの様でもありますが、
この形状によりネック負荷を分散させているようです
こちらはアクティブ特別仕様であり、
コントロール部のボタンはおそらくピックアップセレクトを記憶&呼び出しするためのものではないでしょうか

Stealth

独特なヘッド形状のスリムネック
この形状により、従来のネックに使用する一本分の材から二本のネックを製作できるようです
Atlansiaのベースを触ったことは無いですが、
特徴としてはネックグリップの厚みがとても厚いらしいですが、
それが不思議と弾きやすく安定して弾けるようです

Galaxy

印象的な二分割された色が目を弾くベース
この色が分かれている部分は塗装ではなくウォルナットとメイプルという異種材を組み合わせた境目です
異種材を組み合わせることにより単一材では得られない効果が得られ
また小さな材で作れることから木材のロスを少なくしているようです

Solitaire

なんと一弦ベースです!
ぱっと見おもちゃのようですが、さすがAtlansia
音は本格的です



Jpiter

形状はAtlansiaのベースの中では比較的おとなしめ
その分汎用性が高いベースだと思われます
Atlansiaのすごいところは、ピックアップもシールドジャックもコントロールノブさえも自社製であるというところです
おそらく他社製のものを使っているのはペグくらいでしょうか
(Atlansiaオリジナルのペグも機種によってはあります)
ものすごい楽器に対するこだわりが感じられますね

Pentagon

こちらもPegasusに続いてベースのほうがかっこいいモデルですね
オリジナリティ溢れる形状は演奏製も考慮しており、
黒いひじあて部分はネジを調整することにより角度を調節することができます

Fortune

フラットトップ形状が美しい一品
鳥型のサウンドホールがとてもいいアクセントになっています
ボディエンドに足がついているので立てかけてもバランスがよさそうですね
部屋に飾っておきたくなるベースですね

Century

NOSTALGIC MODERNIZED FINISHINGという塗装法により製作されたモデル
その名のとおり郷愁を誘う優雅な塗装です
近代楽器のベースというより、クラシックのビンテージ楽器のような貫禄を感じさせるフィニッシュです



Alien

こちらはベースカタロページには載ってないですがカスタムメイドのページにはちらほら記載があるベースです
このベースは「八十八箇所巡礼」というバンドのペースボーカル、マーガレット廣井さんがオーダーしたモデルのようです

八十八箇所巡礼はAtlansiaを通じて知って好きになったバンドです


Zipang

こちらは新しく製作されたモデル
ブリッジなどの部分にこれまでに無い機構を組み込んでいるようです
新しい試みを試したモデルなのではないでしょうか
(情報が少ないので詳細は不明です・・・)

2013年7月17日水曜日

大海の孤島Atlansia ~ギター編~

日本を代表するギターメーカーが数多く存在する長野県松本市
そこに居を構える孤高のギターメーカー
Atlansiaのギターを今日は紹介したいと思います

Century

独特なルックスとハンドメイドならではの気品と美しさを兼ね備えていますね
ところでこの形状・・どこかで見たことがあると思いませんか?


自分が愛してやまないAriaProⅡのPE-1500にそっくりです
それもそのはず
このAtlansiaというメーカーは当時マツモク工業に在籍しており
1978年にこのPE-1500のデザインをした林信秋氏が独立して立ち上げたギターメーカーなのです

↓Atlansiaホームページのリンク
http://www.atlansia.jp/

ホームページの作りも独特ですね
この方はギターはおろか、ギター製作の工作機械まで自分で作り上げ、
ホームページも一から作りあげています
既製品のコピーものではなく、新しくものを作って行こうとするという姿勢がかっこいいです

何を隠そう自分はAtlansiaファンです
いつかここでギターを作ってもらおうとお金をためてます

さて、次のギターを紹介しましょう

Pentagon

これもまた独特ですね
Atlansiaの特徴として、一見奇をてらった変形ギターと思われがちですが
実はものすごく考えて作られているギターなのです
たとえばカッタウェイの部分は


このように三次元的な形状になっており
ギターとしての強度を維持しつつ最大限ハイポジションが弾きやすい構造になっています
しかも驚くべきはこのパラボラカッタウェイを考案したのはAtlansiaが最初だということです


コントロール部分も一体化・独立化することによりメンテナンス性、効率性をアップし
ノイズシールドも高い効果を得られるそうです

ここまで細部までこだわりぬいて作られるギターがかつてあったでしょうか?

よくある高級ギターは基本性能は変わらずに多くは装飾や贅沢な杢が出た高級材を
あしらったものがほとんどです
しかし、Atlansiaは違います



クラフトマンとして、材木の一番美味しいところをむさぼり、残った部分に配慮が行かなかった。有効利用を考えずに好きなように材を取り、かかった材料費をPRICEに添加して、製品が売れれば損は無いからそれでいいという 乱暴な辻褄合わせの発想の時代は終わったのだ。これだけ色々なところで、森林資源保護、自然愛護が叫ばれる時代になると、木材資源で恩恵を受けているものの一人として、何か出来ることはないかと考える。今の世の中の状況がもっと深刻になると、木材を使った楽器には 天然資源保護税とか 緑化税がかかってくる可能性は十分考えられる。アトランシアでは 希少材料さざ波模様や、 鳥の目模様のような銘木材を追い求める気持ちを少し抑え、その分、木材の取り合わせでDESIGNを工夫してみたり、楽器としての本質を高める、 機能性を重視した他のハードウエアなどに、向けられるようにと考えている。



巻頭の文に戻るが、我々クラフトマンも今までのように、ただギターを作っているわけには行かなくなってきている。人々の心を癒すいい音のする楽器作りは、自然環境保護、森林資源保護を無視しては出来ない世の中になってきたようである。作った楽器を自慢げにかざしても、それが環境破壊につながっているとしたら、心の痛むことだ。この人間性素材を如何に使うか、発想の転換が迫られ、取り組む姿勢が求められている。環境破壊の原因を突き詰めていくと、皮肉にも、自分が地球上で生活していること自体が地球環境を破壊しているようだ。(笑) 創造大陸からのメッセージ  N.Hayashi
 

 
-Atlansiaホームページより抜粋
 
林さんは楽器製作における環境への影響まで考えながら楽器製作を行っているのです
 
 

↑ネック一本分の木材で二本分のネックが作れるスリムネック(StealthBassに使用)
 
Stealth
 
こちらも独特ですが鋭角的なフォルムがかっこいいです
 
ネットにはAtlansiaの音源がほとんど無いのですが
ヴィン★セントさんの「この店で一番高いギターを弾かせてくれ!」
のコーナーで紹介されています
 
↓そのときの記事へのリンク
 
 

Victoria

流れるようなフォルムが美しいギターですね
サウンドホールが鳥の形をしているのがおしゃれです
ボディエンドの黒い部分はゴムになっています
地面に置いてもボディが傷つかないようになってるんでしょうか


Peleske

こちらは特に前衛的ですね
先ほど紹介した一体型コントロールキャビティと
可動型ひじあてと座って弾くときの補助パーツがついています


また、ペグ部分にヘッドで固定した弦をヘッド裏からスクリューで引っ張り込む
ユニークなペグを採用しています
こんなペグを考案しちゃうのがすごいですね・・・

Pegasus

このギターが自分が今一番ほしいモデルです
何よりもその形状の独特さがかっこいいです
ボディ材はアルダーですがやや重めのようでストラトタイプとはまた違った音色のようです

また、Atlansiaの特徴として工場ラインで生産してるわけではなく
発注してから一本一本製作しているのでオーダーメードが可能という部分にあります
たとえばこのPegasusにしても

OM90
"PEGASUS GUITAR MODEL /three single pick-up"
with Flapman Tremolo


PEGASUS with ROTUS ROOT & FR

PEGASUS GUITAR with FLOYD

"PEGASUS GUITAR WITH FR"


このように数多くの仕様、マイナーチェンジものがあるので
むしろ同じものがあるほうがめずらしいと思います
 
Atlansiaのギターは決して安くない値段です
ただ、本物の素材を使い細部までこだわられたギターを作るには仕方が無い部分もあります
むしろここまでこだわられたギターとしては高くはない値段だと自分は思っています
 
いつの日かAtlansiaにオーダーできる日を夢見て!
















2013年7月16日火曜日

アクセス数2000回!

 
アクセス数が2000回になりました!
 


これもこのブログを見に来ていただいている皆様のおかげです
これからもいろんな楽しいギターの紹介をがんばりたいと思います!

AIRギター?!

今日紹介するギターはこれです
なんと重量2.5kgの超軽量型エレキギター
YAMAHAから発売されている「RGX A2」です

近未来的なデザインもさることながら、ブリッジやペグにオリジナルパーツを採用し
ボディ構造もA.I.R. (Alternative Internal Resonance) テクノロジーにより
ここまでの軽量化を可能にした意欲的デザインです




おもしろいのはロータリースイッチを採用しているところです
使い勝手は悪いと思いますが重量の軽量化と見た目のシンプルさを優先したんでしょうね


二段構造にして段差をつけることによりテンションバーをなくしてすっきりしたヘッドデザインに
オリジナルのアルミ削りだしシリンダー型ペグも使い心地が気になるところです

 
 


この画像によると、ファルカタという木材をアガチスで挟んだ構造のようです



こんな感じの音です
弾いてる人がうますぎですね
重量が軽いギターはハイ、ミッド寄りな音を出したときに真価を発揮しますね
レスポールのように重量が重いギターのようなズンズン響くような重低音は得られないですが
軽いギターは抜けのよさとアタック感、クリーントーンがきれいに響くので自分は好きです

これで希望小売価格65,100円(実売価格は5万円前後)

いいギターですね
ほしいです
アームついてたら買っちゃってたかも・・・


2013年7月15日月曜日

ダブルアックス!

今日紹介するギターはこれです
どん!

まあ・・・察しのいい方ならもうわかると思いますが・・・

ダブルアックスギターです
通常、ダブルネックの場合は平行にネックがつけられているのが普通ですが、
このギターはV字型に取り付けられています

こんなギター弾けるやつなんているのか!?とお思いでしょうが

いるんです



世界は広いですね・・・

早弾きの名手マイケルアンジェロさんです

このダブルネックのダブルアックスギターにはさらに進化版がありまして


これです
その名もクアッドギター!

このギターは2代目で、最初のクアッドギターは盗まれてしまったらしいです
しかし現在ばらばらになっているギターの2本は戻ってきているとのこと
四本そろったら何か起こりそうですね・・・


もはやこれはギターを超えた何かなのではないだろうか・・・


細部のペイントや作りは普通にかっこいいです


裏から見た図
四本のギターをプレートでつないでるだけなんですね


プレートを付け替えれば・・・


こんなかんじにもなります


ダブルバージョンにもなるようです


こんな感じで収納されるようです

このギターを作ろうと思うのもすごいですが
これを弾きこなせるアンジェロの技量は想像を超えたレベルですね・・・

2013年7月14日日曜日

G6199 Billy-Bo Jupiter Thunderbird


今日はGretschのG6199 Billy-Bo Jupiter Thunderbirdを紹介します

このギターはロックンロールギタリストのボ・ディドリーがデザインして特注でGretschに作らせたものが元になっています
この写真で言うと一番左ですね

一番右のギターはもはやボ・ディドリーの代名詞的な四角ギターで
その斬新過ぎるデザインは見たら忘れられないデザインです


写真の真ん中のギターも形状的によく似ていますが、これはPUで有名なトムホームズが
1970~1990年代にわたりギター製作をしていたころにボ・ディドリーの注文を受け
製作したCadillacというギターです
これもマニアックなギターです
今は10万円前後で売られているようですね

おそらくこのシェイプを踏襲しつつ、
JupiterThunderbirdのボディーデザインになっていったのではないでしょうか

このJupiterThunderbirdのすばらしいところは変形ギターでありつつ、
とても弾きやすく計算されたデザインだというところにあります
この切り落とされたような右側のカッタウェイと
ブリッジ部分が通常のギターよりネックよりに配置されていることにより
驚くほどハイポジションが弾きやすいんです
またそのおかげで、ミディアムスケールでありながらロングスケールのギターを弾いているような
不思議な弾きやすさがあります
座って弾くときも立って弾くときもバランス的に安定しています

フレットは細めで音の立ち上がりがいいです
細いフレットは弾きにくいというイメージがあったんですがこのギターはすごく弾きやすいし
弾いたときの振動も心地ちいいので弾いていて気持ちいギターです

ただ、問題点を挙げるとすればチューニングの狂い安さにはちょっと辟易しています
たぶん一曲やり終えるころにはどこかしらずれてしまうような安定の無さ・・・
自分の持っているJupiterThunderbirdはブリッジをビグスビーに交換しているせいもあるんですが、
交換する前の写真のGテイルピースでも普通に狂ってました
謎です
こういう感じのローラーサドルにすればあんまり狂わなくなるんだと思いますが
あんまり見た目が好きじゃないって言うのがあって現状維持です

あとは問題点としてはスタンドなしだと壁などに立てかけられないのが
地味に不便だったりします・・・形状的にしょうがないですが

またこのギターはZZ Topのギタリストビリーギボンズも使用していることから
ビリーギボンズとボ・ディドリーのダブルネーム・シグネチュアーギター ビリー・ボーモデルとして
販売されています

チューニングが狂いやすいのが嫌な人には
このG6199TUWPがあります



ホワイトストライプスのギタリスト
ジャックホワイトが映画「007 慰めの報酬」のPVで使用したことによって話題になりました

このPVでこのギターに興味を持った方もいるんじゃないでしょうか

このギターはラッカー塗装という部分もポイントが高いですが、
B3Gトレモロを標準装備してなおかつGrover V98C Sta-Tite Die-cast Tunersの
ロックペグを採用していることによりチューニングが狂いにくくなっていると思います
(持ってないので実際はわかりませんが・・)

また、エイジドホワイトカラーにゴールドパーツ採用で、見た目はまさにホワイトフォルコンカラー!
豪華で美しいギターですね

またつい最近発売されたものとして、
Gretsch130周年記念としてファクトリースペシャルランモデルのブラックが発売されています

肝心の音が気になると思いますので最後に参考動画です




とっても大好きなギターなので
結構長い文章になってしまいましたが
少しでもこのギターに興味を持ってくれる方がいたらうれしいです