まあ、コンデンサーのメーカー想定寿命は10年程度との事なのでやっておくに越したことはないです。
そこで、修理箇所が分からないときの必殺技、アンプ稼動しながら割り箸でつっつくをやっていたのですが、ふとOlaEnglundが言ってたことを思い出しました。
彼の言うとおりエフェクトループにパッチケーブル挿したら全く問題なく音が出ました!
どうやら問題はセンドリターンにあるようです。
取り外してみるとびっくり
なんと、スイッチ付きジャックのスイッチに隙間が開いてます!
(手前が付いていたもの。奥が新品。)
センドリターンにジャックを挿さない時にはこのスイッチが短絡して、センド→リターンの信号を通しているのですが、ここに隙間が開いていたからまともな音が出なかったんですね。
むしろこれを見ると音が小さくても出るほうが変な感じですね。
問題があったのはリターン側だけだったので、リターン側だけ交換しようかと思っていたら…ポキッ
なんとセンド側の金具も取れてしまいました。
プラスチック部分が劣化し、どちらも脆くなっていたようです。
なので両方交換。
こういったプラスチック製のジャックは信頼性低いと感じていましたが、
これを目の当たりにするとあまり複雑な仕組みのものにはプラ製ジャックは使いたくなくなりますね…
ケース内にあったおびただしい液体はおそらく接点復活材のようで、かなり大量に吹かれていたようで、そのせいもあり劣化した可能性があります。
このプリアンプのプラ製ジャックは計3つだめになっていました…
完全に直ったのでラックに組み込みます。
ヨカッタナー
一番下にあるのはテープエコーのroland re-201です。
sre-555(re-501のラック版)やエコープレックスも試したんですが、この機種が一番かかり方が深い感じで気に入ってます。
知りうる限り最高のディレイです。
実際に弾いて見る前は、エコーって音が跳ね返るだけみたいなのを想像していたんですが、このre-201は ハーモナイザーをかけた様な感じの複雑なディレイ音が出ます。
上にあるeventideのH-3000でも同じような感じは出せるんですが、re-201は完全アナログなので完全に自然なハーモニーの融合です。極上です。重くてでかいですが使う価値はあります。
sre-555はプリアンプ部分がre-201に比べてきつく、オーバードライブくらいかかります。
また、ロングディレイモードがなく、サウンドオンサウンドを使用すればロングディレイっぽくかけられるんですが、自分にはいまひとつでした。
コーラスはいい感じでしたが、いかんせんつまみ一つしかないため細かい音作りができないところが惜しい感じです。
どちらかというとギターより、キーボードやボーカル向けの機材という印象がありました。